強制解雇か辞職か〜原告は嘘の供述を強いられたのか?

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ピョン・チュンルーク氏 VS
メリーフェア・オフィス・システム

判決日: 2000.11.24

概要:

原告のピョン・チュンルーク氏 (以下P氏) はセールスマネージャー。会社の競合相手の社員と個人的に会った事を理由に解雇された。

P氏の証言によると、上司から突然の解雇を言い渡された際、翌日の社内会議において、個人的な理由によって辞職をする旨の嘘の供述をするように、この上司から指示を受けた。指示に従わないことには、支払われるべき手当て等が受けられないと言われたP氏は、会議当日に指示通りの発言を行った。

裁判では、会議の前日にP氏と上司の間で、実際にこうしたやりとりが行われたのかどうかが焦点となった。

判決:

解雇は不当

裁定内容:

(1) 目撃者の証言により、P氏が会議前日に上司に会っていたことが立証されている。 また、この件について会社側は反対尋問を行わなかったことから、会社側もP氏の主張を認めたと判断できる。

(2) P氏の勤務成績は大変良好であった。また、P氏は会議の前に、辞職をする意思があることなど一切誰にも話していなかったことからも、突然に自ら辞職を希望したとは考えにくい。

(3) 雇用法により、会社からの脅迫・強制によって辞職を選ばざるを得ない場合、それは本来の「辞職」とはみなされない。

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