最低賃金、労働組合会議が1800リンギへの引き上げ要求

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(2019年5月3日 マレーシアBIZナビ)

マレーシア労働組合会議(MTUC)は4月30日、設立70周年記念および5月1日のレイバー・デーを前に声明を発表し、政府に対して最低賃金を1,800リンギへ引き上げを求めた。

J.ソロモン事務局長は、希望同盟(PH)政権は最低賃金を1,500リンギに引き上げることをマニフェストに掲げていたが、これまで1,100リンギまでしか引き上げられていないと指摘。労働者はマレーシア経済への貢献にも関わらず、搾取と低賃金に苦しんでいるとした。中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)とカザナ研究所(KRI)による提言を考慮した上で、低所得層(B40)に対する1,800リンギへ引き上げは妥当であるとして政府に検討を要請した。

MTUCは1日には集会を開催。集会にはM.クラセガラン人的資源相が参加した。閣僚が労働組合が主催するレイバー・デーの集会に参加するのは過去数十年で始めて。

クラセガラン大臣は、7つの労働関連法の改正を実施すると宣言。職場での差別やセクシャルハラスメントを撲滅すると述べた。また労働安全衛生法も改定し、職場での死亡事故や怪我を減らすための取り組みを行うとした。また労働関連法の見直し作業は最終段階に入っており、今年6月までに改正法案を議会提出する予定だと言明。改正法案は労働者の保護を強化すると同時に生産性を高めることができると述べた。 

1日には、MTUCの他にも複数の非政府組織(NGO)がクアラルンプールで最低賃金の1,500リンギへの引き上げを求めて集会を開催した。200人が参加しマジュ・ジャンクションからムルデカ広場に向けて行進した。

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