無断で機械の運転を一時停止〜原告の解雇は正当か?

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チュア・スウィーラウ氏VS
ペンテックス

判決日: 2000.03.22

概要:

原告チュア・スウィー・ラウ氏 (以下C氏) は、工場のスーパーバイザーとして22年間勤務。会社から許可を得ずに工場のクレーンを30 分間に渡って運転停止させ、その結果として会社に損失をもたらしたこと、及び会社のISOステータス取得に関して会社にとって好ましくない発言をしたことを理由に解雇された。

C氏はこの告発に対し、クレーンのコンディションが常に悪く、当日工場で働くスタッフの安全を考えて運転停止せざるを得なかったのだと説明。またその 30 分間の運転停止が、生産に影響を与えなかったと主張した。また、ISO ステータスにまつわる発言に関しては、 全面的に否定した。

判決:

解雇は不当

裁定内容:

(1) クレーンが非常に古く、たびたび修理を必要とされていたことは立証された。C 氏がこの運転を停止したのは、22年間にわたる経験からの、スタッフの安全を考えた上での判断によるものであった。

(2) クレーンの運転停止によって生産に影響を与えたことを、会社は立証できなかった。実際、当日におけるC氏の管轄するシフトの生産量は、他のどのシフトより大きかった。

(3) ISOステータスを取得しようとするならば、効率のよい生産を目指すのが当然である。にもかかわらず、会社の機械は非常に古く、常に修理を必要としていた。たとえ C氏がこの事実に関して意見を述べたとしても、それは真意によるものであった。

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