無断欠勤 〜雇用契約の破棄と見なせるか?

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プレマ・スブラマニアム氏
VS
サトーケミファ(マレーシア)

判決日:2001.05.21

概要:

プレマ・スブラマニアム氏(以下S氏)は、会社に事前の承諾無く4 営業日欠勤した。会社側は、S氏の病気が回復し出社した後、S氏に病欠届を提出するよう求めたが、S氏は病気欠勤というS氏の主張の裏付けとなるべき医師の診断書を提示しなかっ た。会社は、S氏が会社に対して欠勤に関する説明を試みようとしなかったことから、 雇用法 15 条に従いP氏を解雇した。

判決:

解雇は合法

裁定内容:

(1) 原告が事前に欠勤を申請しなかったことを疑いようがない。これはS氏が病欠後 出勤した際に無給休暇を届け出たことから裏付けられる。

(2) 法律は、被雇用者が雇用者(会社)に対して妥当な説明をおこなうか、またはそう試みるよう求めており、これを欠勤の前、あるいは欠勤中のなるべく早い機会におこなうことを求めている。

(3) S氏から出された申し立ての根拠は、S氏の申立書および法廷における主張からして、S氏が欠勤した妥当な理由がないことを示している。

雇用法 15条(2)には、被雇用者が事前の承認なしに営業日で2日以上欠勤した場合、被雇用者に合理的な欠勤理由があり、また雇用者に対し事前もしくはなるべく早い機会に通知あるいは通知しようと試みなければ、雇用契約を破棄したとみなされる、とある。

争点はS氏が会社に通知をした、あるいは試みたかどうかであったが、S氏が欠勤届を 提出したのは欠勤明けの日であり、またS氏は夫を通じ、欠勤する旨の連絡を欠勤初日に電話でおこなったと主張したが立証には至らなかった。

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