誘導的解雇〜職場の電話線を切断された原告の証言は立証されるか?

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ベリンダ・カレン・シルヴァ氏
VS
P.J. コミュニティー・カレッジ&アノール

判決日: 2000.09.01

概要:

原告のベリンダ・カレン・シルヴァ氏 (以下B氏) は大学の広報役員。B氏の休暇中に、大学内のB氏の部屋が荒らされたことなどから、誘導的解雇を訴えた。

B氏の証言によると、部屋の電話回線が切断され、また1カ月分の給与が未払いのままであった。

大学側はこれに対し、B氏の部屋を荒らした事実は無いと主張。給与に関しても、システムの変更による支払い延期であったと説明した。

また、B氏が同僚に対して暴言、 暴行行為を働いたとする大学側の申立てに対しては、B氏は全面否定した。

判決:

原告の申立てを却下

裁定内容:

(1) 給与に関して、大学側に支払う意思がなかったことをB氏は証明できていない。

(2) 経費削減を理由に、いくつかの電話における外線の使用を停止したことを大学は証明している。また、その後も他のラインを利用して外線を利用することは可能であった。この電話回線の変更以外、B氏の部屋にはなんら変化はなかったことから、部屋を荒らされたとするB氏の訴えは却下された。

(3) 暴行を受けたとされる同僚は、警察に被害届すら提出していた。このことから、同僚の証言の方が正当性が高いと判断される。

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