警告に続く観察期間〜改善なしを理由とする解雇は正当か?

  1. Home
  2. Knowledge Base
  3. 判例
  4. 勤務成績・態度
  5. 警告に続く観察期間〜改善なしを理由とする解雇は正当か?

ライ・スークイー氏
VS
ケンガス・インダストリアル・サプライズ

判決日: 2001.06.20

概要:

ライ・スークイー氏 (以下L氏) は販売担当社員。成績不良と管理職や同僚との関係が思わしくないことを理由に要注意として、観察下に置かれていた際に解雇された。

会社側の証人によると、L氏は訪問客の応対をせず、関連業務の教則に従わず、他人の指導も拒否。同僚にも非協力的な態度だった。L氏がカウンター販売における顧客のレ シート・コピーを保存せず捨ててしまった事件があった後、会社はL氏を本社に異動させ、3カ月を期限とする観察下に置いたが、改善がみられないとしてL氏を解雇した。

L氏は、会社からは成績不良であるといった通知を受けていないと反論。また口頭でも 文書でも警告を受けていないと主張。L氏が非協力的で指示に従わなかったとする会社側の主張に反論した。

判決:

解雇は正当

裁定内容:

(1) L氏の解雇を正当化するためには会社には次の3点からなる措置をとることが必 須条件となる。

(イ) L氏の成績不良に対し警告していた
(ロ) それを理由にL氏が解雇される可能性があることを警告していた(ハ) L氏が成績を改善するための機会を与えた。

証拠を総合すると、必須条件3点は十分に満たされている。

(2) L氏は、観察下に置かれる際に会社より「・・・あなた(L氏)の継続的な好ましくない態度は、あなたの雇用契約の要件を満たさない・・・」などと記された警告書を受け取っている。これは会社からの警告としては十分である。

(3) L氏は解雇された時には観察下に置かれていたが、解雇は正当な理由に基づいて行われている。数々の証拠や証言は、L氏が成績不良を改善することができなかったこ とを示しており、また会社がL氏に対して悪意を持たず、寛容で辛抱強く、同情的であったことを示している。

Was this article helpful?