転勤に伴う引っ越し見積書偽造~会社側は証明できるか?

  1. Home
  2. Knowledge Base
  3. 判例
  4. 規則・違反行為
  5. 転勤に伴う引っ越し見積書偽造~会社側は証明できるか?

アフマド・ノルザイミ・ザイヌディン氏
VS
PKNS インフラ

判決日: 2001.08.07

概要:

アフマド・ノルザイミ・ザイヌディン氏(以下Z氏)は建設会社の積算士。会社はZ氏が他社 (ローマン・プロジェクト・コンストラクション) の役員を兼任しており、会社の利益に相反するとして雇用契約を解除した。

会社側は、Z氏の問題を雇 用契約に反する重大な違反だと主張した。なお会社は、Z氏が会社と他社の間の架空の取り引きをでっちあげ、会社の口座から多額の金を詐取したと主張。警察に別件として被害届を提出した。

一方、Z氏は会社に提出した申し立て書により、会社との雇用契約の中ではZ氏が他社に籍を持つことを禁じていないと主張。しかしZ氏および その代理人は結局、会社側の主張に反論するための法廷における抗弁を行わなかった。

判決:

解雇は合法

裁定内容:

(1) 会社側によるZ氏の解雇、および会社や銀行、その他の関係者に対して犯した違法行為に関する警察への被害届の提出は完全に合法である。

(2) Z氏は法廷を欠席しており、会社側のZ氏解雇の理由に関して一切反論がなされ ていない。

* Z氏の詐欺行為容疑は刑事訴訟の対象となるため、当法廷ではZ氏の解雇が合法であるかが焦点となった。Z氏の主張は、会社との雇用契約の中に他社との兼任を禁ずる項目がない点であったが、法廷はZ氏が出廷しなかったことが会社側の主張の正しさを裏付けているとし、雇用契約における記載の有る無しに関する判断については保留した。

Was this article helpful?