辞職届の提出〜強制的か自主的か?

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スブラマニアン・ゴヴィンダン・ナイアー氏
VS
VP ネーザン・パートナーズ

判決日: 2000.08.24

概要:

原告のスブラマニアン・ゴヴィンダン・ナイアー氏 (以下S氏) は事務弁護士として勤務。会社のクライアントのひとつである保険会社から、S氏にその会社の担当をさせないで欲しいとの要請があったが、会社はこのことを理由にS氏が自らの意思で辞職届を提出したと証言した。

一方S氏は、上司からS氏の会社における将来は期待できないなどと言われたうえに、解雇届の提出を指示されたとして、事実上解雇に追い込む不当な措置だと訴えた。

判決:

解雇は不当

裁定内容:

(1) 強制的な形での辞職は、法律上「解雇」とみなされる。

(2) 上司がS氏に対し、「S氏の会社における将来は約束できない」「会社に勤務し続けることはS氏の事務弁護士としての将来にも影響を与える」と発言したことは証明されている。従って、S氏が会社から辞職届の提出を強制された可能性は非常に高いと判断される。これは、実質上の解雇とみなされる。

(3) 会社は、S氏を解雇する正当な理由を提出していない。解雇は不当である。

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