「労働力不足が家具輸出に影響」、家具協会会長

クアラルンプール・セランゴール家具協会(KSFA)のエリック・リー会長は、米中貿易戦争で米国からマレーシアへの家具注文が増えたが、労働力不足で注文に応じきれず、外国人労働者雇用規制が影響したとの認識を示した。

家具工場ではベテラン職員が辞職してもその穴を埋めるのが難しい。国民は工場での労働を好まず、政府が2年前に外国人労働者の雇用凍結を打ち出して以降、労働力不足で多くの家具工場が受注を控えてきたという。

米国からの注文でマレーシアが応じきれない分はベトナムに流れているという。米国は世界最大の家具輸入国で、昨年の輸入額は384億8,000万米ドル。マレーシアにとっても最大の家具輸出市場だ。

リー氏によれば、政府が数カ月前、外国人雇用規制を緩和した効果で家具輸出が増加に転じた。1 9月の輸出額は前年同期比9.7%増の77億9,000万リンギで、対米輸出が26.6%増の30億5,000万リンギだった。

(エッジ、12月16日)

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