MCO中のマレーシア労務Q&A

  1. Home
  2. Knowledge Base
  3. FAQ
  4. コロナ禍の労務問題
  5. MCO中のマレーシア労務Q&A

MCOが4月28日まで延長となることがマレーシア政府から発表され、さらに2週間規制が続くことになりました。
弊社で先週行ったオンライン面談では、日系企業の皆様からMCO中の出勤の扱いや給与面についてのお問合せが多くありました。
そこで、多かった質問をピックアップしQ&A形式でまとめました。

[ht_message mstyle=”info” title=”免責事項” show_icon=”true” id=”” class=”” style=”” ]
▲本資料のMCO関連の情報は 2020年4月13日現在の情報となり、今後マレーシア政府の発表により変更になる場合がございます。
▲本資料の正確性の確認と採否はお客様の責任と判断で行って下さい。
弊社は本資料に起因して発生した損害・不利益等について、一切責任を負いません。
▲ 本資料を無断で引用・転載することはお控え下さい
[/ht_message]

1.休暇・出勤の扱いについて

Q:工場が止まると全く営業できないのになぜ給与を払わないといけないか?

Q:そもそもこの休暇の位置づけは何か?何を根拠で100%支払わなければならないのか?

Q:認可を受けている業務で、もし社員が出社を拒絶した場合、会社としてとれる罰則は?

Q:営業しているけどコロナが怖いということで休む従業員へどう対応すべきか?

これらの質問に対しては、MCO期間の定義について理解することで解決します。
MCO期間には年休消化を強要してはいけない、移動制限中の給与は全額支給すべきとの政府のガイドラインがあります。
これにはMCO期間は「休暇」の定義づけでなく在宅勤務などを駆使して「通常業務扱い」を作り上げるようにするよう推奨する意図があり、移動をしなければ仕事をしても支障はありません。
参考:Malaysia: Restriction of Movement Order

essential serviceとして認可されている業務で出社を拒否したり、在宅勤務で与えた仕事を拒否する社員は無断欠勤扱いにすることができます。
出社を拒否している場合、該当の従業員に連絡を取り無断欠勤扱いになることを知らせておく必要があります。

現状在宅勤務ができない体制に対する政府の施策はないことから、在宅勤務不可な体制の企業には負担を強いることになります。
企業むけ補償金についての詳細はこちら

2.出社有無による公平性について

Q:MCOの間に仕事をした従業員には、会社としてSpecial Allowanceを支払う必要はあるか?

Q:在宅勤務している従業員と実質何もしていない従業員の公平性を保つために何かできるか?

Q:在宅勤務の人とそうでない人で給与面は差をつけるべきか?

政府から在宅勤務ができない状況に対する施策は出ておらず、現状は企業側で工夫が求められます。
例えば、出社した社員に一律でallowanceを支給する、勤務評価から賞与に反映する、などが対応可能です。

また、企業によっては在宅勤務ができない社員に研修課題を与え、その提出状況を勤務評価に反映する対策を取っているケースもあります。

3.給与計算・手当について

Q:工場は閉鎖している。基本給のみの支払いで住宅手当・通勤手当・食事手当等は対象外でいいか?

Q:MCO期間中のallowance, 例えば交通費や食費などは給与を支払う際にカットできるか

Q:MCO期間中、会社は達成型Incentive paymentを控除する事はできるか?

雇用法2条には、賃金の定義づけがされており、賃金の定義に含まれないとされるものは別途記載があります。

―wages means basic wages and all other payments in cash payable to an employee for work done in respect of his contract of service but does not include—
(a) the value of any house accommodation or the supply of any food, fuel, light or water or medical attendance, or of any approved amenity or approved service;
(中略)
(c) any travelling allowance or the value of any traveling concession; 

MCO期間中カット可能なもの
交通費 燃料代 達成型インセンティブ(未達の場合)住宅費 食費

MCO期間中でも支払うべきもの
役職手当 通信費(在宅勤務対応の場合)

Q:在宅勤務でも、会社は残業代を払う必要があるか?

企業側でマネジメント・判断が必要となります。

在宅勤務期間中は一切残業代は支払わないと書面で合意を得ることも一つの方法です。

  

弊社のサービスについて

MCO期間中もオンラインで労務相談に対応しております。

Was this article helpful?