KL市中心部のオフィス賃料、第2四半期はわずかながら下落

クアラルンプール市中心部(KLCC)の第2四半期のオフィス賃貸料は前期比で0.2%、前年同期比で0.7%下落した。不動産仲介のナイト・フランクがアジア太平洋一等地オフィス賃貸料指数で発表した。 

下落はオフィスの供給過剰が主因で、今後も新規供給があるため、テナント呼び込み競争が続き、賃料は下落圧力にさらされる見通しだという。KLCCのオフィス賃料は1平方フィート当たり月5.8リンギ。 

ナイト・フランクは域内20都市の賃料を調べ、まとめている。全体の指数は前期比で0.9%、前年同期比で3.4%の上昇で、東京の賃料上昇が影響した。 

東京のオフィス賃料は前期比で6.9%、前年同期比で12%の上昇だった。供給が限られていることが値上がりの理由だ。 

シンガポールのオフィス賃料は前期比で0.9%上昇した。コワーキング業者からの需要が多い。香港の賃料は1%、上海は1.1%、それぞれ下落した。 

(ザ・スター、9月5日、エッジ、9月4日) 

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