SMEの従業員の58%、転職ではキャリア成長を優先=調査

【クアラルンプール】 人事ソフトウェアを提供する豪エンプロイメントヒーローが実施した「2021年マレーシア中小企業(SME)の雇用・求人募集調査」によると、SMEに勤務する58%が転職を検討する際に、「キャリアの成長」を最も優先すると回答したことがわかった。
うち87%が就職先で「キャリアの成長のためにサポートしてくれることを期待している」と答えた。キャリアの成長の他に優先することとしては、49%が「ワークライフバランス」、31%が「より良い報酬や承認」と回答した。
新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大に伴い、労働環境が変化したことで、52%は「柔軟な勤務体系が必要」と回答。また47%がワークライフバランスを改善させるために、「追加の経済支援が必要」だと答えた。
同調査は、最大で200人を雇用するSMEで勤務する500人以上と対象に実施した。SMEが2021年に雇用や人材を維持するために、従業員が何を求めているかを理解することを目的としている。
(ベルナマ通信、12月3日)