非正規雇用労働者の割合は27%に低下=世銀の非正規労働報告書

【クアラルンプール】 世界銀行は26日、非正規雇用に関する調査報告を公表。非正規労働者の労働力に占める割合は2009年の38.2%から、2022年は26.8%まで低下したと明らかにした。民族別では、非正規の中国系、インド系国民はブミプトラ(マレー人と先住民)と比べ、高技能の職業についている傾向が強いという。
非正規労働者とは、年金制度、労災保険に加わっていない労働者を指す。マレーシアの比率はタイ、インドネシアより低いが、高所得国であるシンガポール、オーストラリア、韓国より高い。
不完全雇用(能力以下の仕事に従事)の比率が特に高いのは非正規の女性労働者で、高等教育を受けていても仕事と家庭のバランスをとるのが難しいのが理由だ。
新型コロナウイルス禍とデジタル化の進展が雇用の本質に影響し、ギグワーク(雇用関係を結ばない単発・短時間の労働)が増加した。
発表会見で松田康彦カントリーマネジャーは、多くの非正規労働者は、「技術向上に投資できない」、「事業を始めるリスクをとれない」など、ぜい弱な状態にあり、彼らが引き続き労働力として存在できるよう、政府は少額保険の提供など、保護措置を講じる必要があると述べた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、2月27日、エッジ、ベルナマ通信、2月26日)


