ケダ州消費者協会、最低賃金2,100リンギを要求

【アロースター】 ケダ州消費者協会(CAKE)は、今年見直しが予定されている最低賃金について、少なくとも40%引き上げて2,100リンギにするよう政府に要求した。スティーブン・シム人的資源相は14日、雇用主と従業員双方の意見を考慮して最低賃金を見直すと発表している。


 CAKEのユスリザル・ユソフ会長は、国民の生活費の負担を軽減するには最低賃金の引き上げがカギとなると指摘した上で、全国でも生活費が低い都市であるアロースターでさえ生活賃金(労働者とその家族が十分な生活水準を維持するために必要な賃金)が1,900リンギなので、全国の一般的な生活賃金には2,100リンギの方が合致するだろうと述べた。


 その上でユスリザル氏は、「最低賃金を現行の1,500リンギから1,600リンギに引き上げたとしても、それでは不十分。今日の物価上昇はもはや抑えられない。そうした状況での解決策は、賃金上昇しかない」と述べた。


 マレーシア経営者連盟(MEF)は、労使双方のニーズを満たした「現実的なもの」でなければならないと述べたが、マレーシア科学技術大学のジェフリー・ウィリアムズ経済学教授は、最低賃金は中央銀行バンク・ネガラ、マレーシア統計局、従業員積立基金(EPF)の個人向けファイナンスアプリ「ベランジャワンク」などによる生活賃金の推計に合わせて引き上げられるのが理想的であり、2,500―3,000リンギが妥当だとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月19日)