外国人雇用申請、認可率の低さに製造業団体が懸念

【クアラルンプール】 マレーシア製造業者連盟(FMM)は5日、外国人労働者雇用申請の認可率が極めて低く、労働者が確保できないと懸念を表明。経済回復に障害となっていると政府に改善を求めた。
外国人の雇用申請が解禁されたのは2月15日で、4月1日の時点で47万5,678人分の雇用申請があった。
申請件数最多は製造業だが、FMMによると認可率は0.55%。外国人労働者集中管理システム(FWCMS)に認可手続きの管轄権がすべて移行されたことについてFMMは「申請、認可手続き、必要書類、認可条件に一貫性、明確さが欠如している」と苦言を呈した。
自国民の採用を奨励する制度「マイフューチャージョブズ」への求人広告掲載期間についても、現行の最低30日より少なくするよう求めた。
マレーシア入国後の外国人労働者の隔離(7日間)については、首都圏に集中している政府認定の施設だけでなく、雇用者が所有する施設での隔離も認めるよう求めた。
(エッジ、4月5日)