最低賃金1700リンギでは生活費を賄うには不十分=アンワル首相

【コタキナバル】 アンワル・イブラヒム首相は、現在の最低賃金1,700リンギでは労働者の日々の生活費を賄うには不十分だとの考えを示した上で、国の経済状況が将来的にも好調を維持すれば、政府は最低賃金を1,700リンギ以上に引き上げることを検討する用意があると述べた。

 州議会選挙期間中のサバ州でタウンミーティングに出席したアンワル首相は、「政権発足前は最低賃金は1,200リンギだった。その後、1,500リンギに引き上げ、今年また1,700リンギに引き上げたが、これで十分なのか?私は十分だとは思わない。経済が好調になれば最低賃金を引き上げる」と述べた。

 アンワル氏はまた、最低賃金を3,100リンギに設定することで従業員の福利厚生を向上させている政府系企業(GLC)の例を挙げ、「ペトロナス、政府系銀行、テレコム、TNBといったGLCを政府が完全に管理できれば、最低賃金は3,100リンギに設定される。それが私たちが求める水準だ」と言明。政府が生活費高騰に対処するため、公務員の給与を最大30%引き上げたことに言及した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、11月27日)