最低定年退職年齢は60歳で維持=副人的資源相

マーフズ・オマル副人的資源相は、法律で定められている最低定年退職年齢について現行の60歳のまま当面維持する考えを示した。定年退職年齢は「2012年最低定年退職年齢法」で定められており、公務員及び民間の両方で適用されている。

マレーシア労働組合会議(MTUC)が先ごろ、法定の最低定年退職年齢を65歳まで引き上げることを要求していたことを受けたもの。

下院議会における質疑の中でマーフズ副人的資源相は、定年退職年齢を現状維持する方針を先ごろ政府が決定したと言明。定年を60歳以上に延長するかどうかの決定はそれぞれの雇用主に委ねられるとし「法律は最低年齢を設定するだけなので、65歳に引き上げる必要はない」と述べた。マハティール・モハマド首相は以前、「若者の雇用機会を妨げないようすべき。定年退職年齢を引き上げる必要はない」と語っていた。

(ザ・サン、10月30日)

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