在宅勤務を認めないなど人的資源省への苦情、5千件を超える

【ジョホールバル】 人的資源省は、労使紛争をオンラインで申し立てることのできるアプリケーション「労働者のための解決(WFW)」に、在宅勤務(WFH)などに関して寄せられた苦情が5,000件を超えたことを明らかにした。

M.サラバナン人的資源相によると、標準的運用手順(SOP)違反の取り締まりを強化しているものの、苦情は増えており5月3日から寄せられた苦情は5,177件となった。雇用主がWFHを認めず、従業員に出社するよう迫るという苦情が最も多く、2,154件となった。そのため同省は、在宅勤務政策を近く発表する予定だ。

州・地域別では、セランゴール州が最も多く696件、クアラルンプール(KL)が505件、ジョホール州が196件、ペナン州が123件となっている。
WFH以外に多い苦情は、給与の未払い・遅延が1,180件、違法な賃金天引きが388件だった。
(エッジ、ベルナマ通信、フリー・マレーシア・トゥデー、7月8日)

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