2020年の平均月額賃金は9%減、初めて前年を下回る

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局は2020年の賃金調査リポートを発表し、同年の平均月額賃金が前年比9.0%減の2,933リンギとなったと明らかにした。平均月額賃金が前年を下回るのは2010年に同調査が始まって以来、これが初めて。月額賃金の中央値は2,062リンギで、15.6%のさらに大幅な減少となった。
新型コロナウイルス「Covid-19」感染症の流行により、規制が行われたことによる営業時間の制限や雇用環境に影響が出たことで月額賃金は前年を下回った。
すべてのセクターで平均月額賃金が前年比で減少に転じた。最も下げ幅が大きかったのは農業で、20.0%減の1,598リンギ。鉱業・採石が17.7%減の5,064リンギ、建設は10.4%減の2,557リンギ、サービスは9.4%減の3,103リンギ、製造業は2.8%減の2,542リンギ——となった。
民族別では、ブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)が最も下げ幅が大きく、9.6%ダウンの2,817リンギ。インド系がマイナス8.2%の2,853リンギ、華人系がマイナス8.0%の3,325リンギとなった。
地域別の平均月額賃金は都市部が3,089リンギ、地方が2,086リンギでそれぞれ9.3%、5.5%減少した。
州・直轄地別で最も平均月額賃金が高かったのはプトラジャヤで、4,497リンギだった。中央値は3,717リンギだった。それに▽クアラルンプール(平均値3,823リンギ、中央値3,037リンギ)▽セランゴール州(平均値3,480リンギ、中央値2,725リンギ)ーーと首都圏がトップ3を占めた。最も平均値が低かったのはケダ州で2,300リンギ(平均値は1,474リンギ)だった。

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