マレーシア企業の24%、今年は3ー6%の昇給を予定=ヘイズ

【クアラルンプール】 外資系人材紹介会社ヘイズ・マレーシアは、新型コロナウイルス「Covid-19」の影響により多数の失業者が出たが、マレーシア企業の24%は今年、「3ー6%の昇給を予定している」と明らかにした。
 4日にヘイズ・マレーシアが発表した声明によると、「2021年ヘイズ・アジア給与ガイド」では、42%のマレーシア人が国内経済は悪化すると予想していることがわかった。27%が給与は「変化がない」と予想したものの、20%は「3ー6%」、3%が「6ー10%」の昇給が行われることを期待しており、昇給に対して楽観的な見通しを持っていることが伺えた。
 一方で転職の理由として最も多かったのは、「給料アップ」で回答率は58%となり、マレーシア従業員の間で金銭的なことを最も懸念していることも明らかになった。
 ヘイズ・マレーシアのトム・オズボーン氏は、多くの企業は3%以下の昇給を行う可能性が高く、2021年は大幅な昇給を期待することはできないと指摘。新型コロナの流行により、収入減の影響を緩和させるためにコスト削減策を実施しているとした。
(ザ・サン、8月5日)

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