日系製造業者に罰金3万リンギ、作業中の死亡事故受け

【クアラルンプール】 セランゴール州バンギにある日系プラスチックメーカーで2年前に起きた従業員の死亡事故を巡る判決が22日にあり、治安判事裁判所は会社側に3万リンギの罰金を言い渡した。

 同社は30年にわたって自動車や電子機器向けの部品を製造しているが、2019年11月5日、従業員のアズマン・アブドラさん(29)が射出成形機械の修理中に誤って死亡した。同社は社員に十分な教育を施さなかったとして、「1994年労働安全衛生法」第15条(2)違反に問われていた。

 同法違反による罰則は罰金5万リンギ以下、あるいは禁固2年以下、もしくはその両方が科されることになっている。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、9月22日)

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