2021年の平均月給、前年比3.5%増の3037リンギ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局(DOSM)が4日発表した「2021年給与賃金調査報告書」によると、2021年の国内平均月給は、前年の2,933リンギから3.5%増の3,037リンギ、中央値も前年(2,062リンギ)から9.1%増の2,250リンギだった。
2021年の給与労働者数は前年(940万人)比3.4%増の970万人。男性の平均月給は前年比4.1%増の3,085リンギ、女性は2.7%増の2,968リンギ。中央値では男性は前年比10.6%増の2,315リンギ、女性は同6.2%増の2,145リンギだった。また大卒以上の平均月給は、前年(4,171リンギ)から1.6%増の4,239リンギ、中央値は、前年(3,499リンギ)から8.4%増の3,794リンギ。熟練労働者の平均月給は、前年の4,619リンギの5.0%増となる4,848リンギ、中央値は、前年の4,011リンギの11.4%増となる4,471リンギだった。
平均月給を地域別で見ると、6州・地域が全国平均以上で、プトラジャヤが4,504リンギと最も高かった。それに▽クアラルンプール(4,013リンギ)▽セランゴール(3,543リンギ)▽ラブアン(3,268リンギ)▽ペナン(3,080リンギ)▽ネグリ・センビラン(3,045リンギ)ーーが続いた。
DOSMは、月給の上昇は2021年後半に社会経済活動が再開したことが一因であるとし、国内経済の回復を示唆しているとした。