サラワク州の銀行と労組が協約締結、最低賃金は1,945リンギに

【クチン】 サラワク州銀行協会(SCBA)とサラワク州銀行員組合(SEBU)は4日、賃金など労働条件について定めた労働協約を締結した。施行は21日で、新たな最低賃金を月1,945リンギに設定した。


SEBU最高責任者のアンドリュー・ロー氏によると、協約には:
・8ー10%の賃上げ
・超過勤務賃金の制限撤廃
・諸手当の10ー18%引き上げ
・家族を持つ組合員に対する月575リンギの住宅手当支給
ー が盛り込まれた。
未払い賃金(1万ー3万6,000リンギ)の支払いも行われる。SEBUには2,000人余りの行員が加入している。


締結式に立ち会ったマラヤ銀行協会のノラ・アブドル会長は「世界経済は縮小し、インフレ圧力もかかり、今年のマレーシアは景気後退が予想される。この協約は、そうした厳しい経済の期間を行員が乗り切る助けとなる」と述べた。
(ベルナマ通信、1月4日)