アブラヤシ農園の人手不足は8割解消=ファディラ農園産業相

【クアラルンプール】 ファディラ・ユソフ副首相兼農園一次産業相は14日、アブラヤシ農園で起きている人手不足はおよそ80%が解決したと明らかにした。
ファディラ大臣は、サラワク州などの一部では未だ労働力不足が続いていると言明。サラワク州ではバングラデシュ人の労働者受け入れを行っていないことが原因で人手不足が続いていると説明した。なお、インドネシア人労働者の受け入れについて、まだ課題は残っているものの、申請の承認についてはほぼ100%となっているという。
ファディラ大臣は昨年1月、アブラヤシ農園で外国人労働者不足が起きており、昨年通年で200億リンギの損失が出る可能性があると述べていた。
ファディラ大臣は、コンシューマー・グッズ・フォーラム、人権連合、公正労働協会、国際移住機関が開催した「ピープル・ポジティブ・パーム・プロジェクト(P3プロジェクト)」のワークショップに参加した。P3プロジェクトは2022年に開始したもので、アブラヤシ農園において働く人々を保護し、福利厚生を向上させ、強制労働を根絶することを目指している。
(ザ・スター、3月15日、フリー・マレーシア・トゥデー、3月14日、コンシューマ・ グッズ・フォーラム発表資料)