就労ビザ申請プロセス、効率化めざし見直し着手=経済相

【クアラルンプール】 ラフィジ・ラムリ経済相は、外国人駐在員などが取得する就労ビザの申請プロセスの効率化を検討していると明らかにした。産業界や投資家の要望に応え申請プロセスを簡素化し、ビザ承認までの手続きのスピードアップを図る。


 14日に開催された国会ビジネス促進特別タスクフォース (Pemudah) 会議の初会合に出席したラフィジ氏は、申請プロセスの障害を取り除くことが投資家や産業界にとって重要な関心事になっていると指摘。「現在のプロセスでは最長5ー6カ月かかる可能性があり、人材計画やビジネスに明らかに影響を及ぼしている」とし、「同日の会議で、簡素化し時間を短縮したプロセスを3カ月以内に構築するという決定に達した」とし、3カ月以内に関係機関が最善の方法を検討すると述べた。


 その上でラフィジ氏は、申請プロセスを簡素化して時間短縮を図ったとしても、ビザを承認するにあたって適切なチェック&バランスを犠牲にするものではないと強調。あくまでマレーシア人では代替できない業務に対するもので、また申請企業のニーズを満たすことを証明する必要があると述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、3月14日)