サラワク州、アブラヤシ農園で3カ国からの労働者受入れを許可

【クチン】 サラワク州政府は、同州のアブラヤシ農園において、新たにバングラデシュ、ネパール、フィリピンからの外国人労働者の就労を許可することを決定したと発表した。これまではインドネシア人に限定されていた。


 サラワク・アブラヤシ農園主協会のエリック・キウ会長は、農園産業では労働者が不足しており、過去数年にわたり当局に支援を要請していたとして、今回の州政府の決定を歓迎すると表明した。


 マレーシア・パーム油委員会(MPOB)によると、2022年末時点のサラワク州のアブラヤシの栽培面積は前年から1万ヘクタール増の162万ヘクタールとなり、マレーシアの総栽培面積(567万ヘクタール)の28.6%を占め、国内最大の栽培面積を持っている。また、昨年のサラワク州のパーム原油(CPO)生産量は400万トン以上で、サバ州の429万トンに次ぐ2番目に生産量の多い州となっている。
(ザ・スター、4月17日)