コタキナバル工業団地の建設現場で暴動、給与未払いで

【クアラルンプール】 サバ州コタキナバル工業団地(KKIP)の建設現場で15日、暴動が発生。銅箔製造・販売の韓国SKネクシリスの工場敷地内にある太陽光発電の韓国シンソンE&Gオフィスで、建設労働者が韓国人現場監督3人を暴行する動画がソーシャルメディアで拡散された。
コタキナバル警察署によると、暴動の原因は給与の未払い。労働者600人に対し3月分の給与支払いが遅延したため、不満を抱く労働者と雇用主との間で対立が生じたという。警察は暴行に関与したと見られる4人の容疑者を逮捕。労働争議は暴力ではなく、法的手段により解決するよう呼びかけている。
サバ州のフーン・ジンジャ産業開発・起業家支援相は、雇用主はサバ労働局との協議の上、総額380万リンギの未払い給与を支払うことに同意したとし、実際の支払いもサバ労働局職員立ち会いの下、17日午後6時までに実施されたと述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、4月17日、ハリアン・メトロ、4月18日)