マレーシアの労使関係は良好=人的資源相

【イポー】 V.シバクマル人的資源相は、13日にペラ州で開催された労使協調に関するシンポジウムに出席し、マレーシアの労使関係は良好だが、より多くの外国投資家を誘致するためにはさらに関係を向上させる必要があるとの考えを示した。
シバクマル大臣は、「一般的にマレーシアのどの産業分野においても、労働者が雇用主に対して抗議活動をするケースはあまり見られない。これは労働者と雇用主の間で調和がとれていることを証明している。 この傾向を継続して、より多くの外国投資家を誘致できることを願っている」と述べた。
シバクマル大臣はまた労使関係局が2年に一度行っている「労使協調指数(IHI)調査」に言及。最新版の全体スコア(100が満点)が78.9となり、▽大変良好▽良好▽満足▽不十分ーーの4段階で上から2段階目の「良い」だったとした上で、さらに「大変良好」レベルである90まで引き上げる必要があると述べた。
労使関係局が2年に一度行っている「労使協調指数(IHI)調査」は、▽関係性の醸成▽連携▽相互協力▽平和構築▽責任ーーの5つの基準の下の合計24の細目について評価したもの。最新調査では国内9セクターの雇用主と従業員1万2,907人から回答を得た。州別ではペラ州が82.6と最も高いスコアだった。ペラ州のスコアは前回調査(2020年)の80.3からさらに改善した。
(ザ・スター電子版、マレー・メイル、ベルナマ通信、7月13日、労使関係局発表資料)