違法労働者の合法化手続き、入管本部にワンストップセンター

【プトラジャヤ】 内務省は8月15日、行政首都プトラジャヤの出入国管理局本部内に、違法外国人労働者を合法の労働者として検証・認定するためのワンストップセンターを開設する。サイフディン・ナスシオン内相が21日発表した。


 合法化は労働力再調整プログラム2.0(RTK 2.0)を通じて行われる。迅速な認定手続きを実現するためのセンターで、雇用主は予約なしでセンターに出向き、手続きを要請できる。


 センターでは当該外国人に対し、短期雇用滞在パス(PLKS)がその場で交付される。政府は首都圏クランバレーの別の場所にもRTK 2.0認定センターを開設する。


 政府がRTK 2.0を発表したのは1月10日で、サイフディン氏によると、7月14日までに5万余りの雇用主から約38万件の認定申請があり、これまでに20万件余りが処理された。


 サイフディン氏はまた、シャフツベリー・プトラジャヤ・モール内に開設する旅券(パスポート)交付窓口は、2ー3カ月後に業務を開始すると発表した。入管本部にある窓口の混雑緩和が期待されている。上半期に国内で交付された旅券は161万冊余り。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、7月22日)