1万人以上の新卒者がスキルのミスマッチに直面=人的資源相

 【タンジョン・セパ】 全国雇用ポータル「マイ・フューチャー・ジョブズ」に7月14日時点で登録していた求職者の42%に相当する1万5,460人の高等教育修了者がスキルのミスマッチに直面していることが分かった。


 V.シバクマル人的資源相によると、スキルのミスマッチにより、卒業者は、半熟練および低熟練労働に就いたり、月給2,000リンギ以下の仕事を選ばなくてはいけない状態になっている。この問題を解決するには、高等教育機関での専攻分野の選択指導などの早期的な介入が必要だという。例えば、サイバーセキュリティー産業では、興味を持つ学生が少ないことから、1万人以上の欠員が出ているが、一方では多くの学生が同じ分野を専攻しているため、それらの産業では供給過剰が生じている。


 シバクマル大臣は7月31日、キャリア探索プログラムを発表した。心理測定テストを実施し、出た結果を教育機関や将来のキャリア選択に活かすというもので、セランゴール州、クアラルンプール、プトラジャヤ、パハン州の11校の中等学校で実施される。結果が良ければ全国で実施する計画だ。
(エッジ、ベルナマ通信、7月31日)