3月の月給中央値は2600リンギ、前年から8.3%上昇=統計局

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局が発表した2023年第1四半期の正規雇用者給与動向調査によると、3月時点の月給の中央値は、2,600リンギとなり、前年同月から8.3%上昇した。
正規雇用者は645万600人。男性が55.5%を占めて358万人となり、月給の中央値は2,664リンギ、女性が44.5%を占めて287万人となり、2,545リンギとなった。
民族別では、華人系が4,000リンギで最も高く、インド系が2,500リンギ、ブミプトラ(マレー人と先住民の総称)が2,200リンギ、その他が2,000リンギだった。
産業別では、鉱業・砕石業が前月の5,300リンギから7,500リンギに上昇し、他の産業と比べ突出して高かった。それ以下は▽建設業、2,764リンギ▽サービス業、2,627リンギ▽製造業、2,444リンギ▽農業、1,900リンギーーの順で続いた。
地域別では、クアラルンプールが3,927リンギで最も高く、2番目がセランゴール州(2,964リンギ)、3番目がペナン州(2,627リンギ)となった。一方、国内で最も月給が低かったのはクランタン州の1,600リンギで、それにペルリス州の1,627リンギ、サバ州の1,782リンギが続いた。