理髪店・金細工店・布地店で外国人労働者7500人の雇用を許可

【クアラルンプール】 V.シバクマル人的資源相は、8日に行われた閣議で、理髪店、布地店、金細工店の3業種に限定し、外国人労働者を7,500人受け入れることを決定したと発表した。
シバクマル大臣は、3業種にはインド人が多く従事しており、外国人労働者の新規採用が凍結されてから14年以上に渡って労働者不足に直面してきたとして、外国人労働者を採用できなければ多くの店舗が廃業の危機に瀕すると述べた。その上で、外国人労働者のニーズを考慮して、雇用を許可することが決まったとし、全面的な雇用凍結解除ではなく、まずは7,500人だけを受け入れることに合意したと説明。これにより、不法就労や強制労働などの搾取を減らすことができると期待を表明した。
アンワル・イブラヒム首相は4日、理髪店、布地店、金細工店の3業種に限定して外国人労働者の受け入れ凍結を一部解除すると表明。今後も、国民で労働者不足を補う取り組みは継続して実施するとしていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、9月9日、マレー・メイル、フリー・マレーシア・トゥデー、9月8日)