第3四半期の求人数は31%減少=JACリクルートメント

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 ジェイエイシー(JAC)リクルートメントは17日、2023年第3四半期の「アジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向」を発表。マレーシアの求人数は前年同期に比べ31%減少したが、前期比では11%増加した。
JACマレーシアのニック・テイラー社長によると、マレーシアの雇用市場は、以前は成長パターンを示していたが、現在は様々な地域的・世界的要因による不確実性に直面している。平均失業率は2023年5月時点の3.5%からさらに低下し、2024年には3.3%というパンデミック以前の水準に戻ると予想されている。これは主に外国人労働者の減少によるもので、これにより雇用全体が強化され、失業率が低下すると期待されている。2024年の見通しについては、慎重な姿勢が見られる分野も多いが、特定の業界では引き続き求人があるため、これらの職種に対する競争は激化している。
一方で求職者の動向としては、不透明な経済情勢を受け、キャリアアップのために積極的に転職先を探す求職者もいれば、むしろ慎重になって転職をためらったりと、求職者がこれから様々なアプローチを取ることが予想されるという。