労働組合員数が100万人突破、目標を前倒し達成=人的資源相

【クアラルンプール】 V.シバクマル人的資源相は、マレーシア国内の労働組合員数が10月30日時点で100万人を突破し、2025年の到達目標を前倒しで達成したと明らかにした。


 14日に開催された2023年全国労働組合総会に出席したシバクマル氏は、「より多くの労働者が組合に加入することを期待している人的資源省にとって、この成果は誇るべきことだ」と言明。労働組合の加入率を総労働者数の半分になるように組合員数を増やす必要があるとし、「マレーシアには1,600万人の労働者がいる。 組合員数がその半分に達すれば、かなり心強い割合になるだろう」と述べた。


 一方、シバクマル氏は、イスラエルとの関係が疑われる企業に対するボイコットの影響で解雇されたり、仕事に影響を受けたりした従業員は人的資源省に苦情を申し立てることができると指摘。「彼らには省庁に苦情を申し立てる権利がある。 人的資源省はこの問題を調査するつもりだ」と述べた。現時点では、これを理由とした解雇の報告は届いていないという。
(マレー・メイル、ベルナマ通信、11月14日)