マレーシア企業の給与、2024年に5.0%上昇の見通し=調査

【クアラルンプール】 保険のウイリス・タワーズワトソン(WTW)が実施した報酬に関する調査によると、マレーシア企業の給与は、2024年に5.0%上昇する見通しだ。前年の5.6%という予想値よりも若干低下したものの、平均昇給率はこの数年上昇を続けている。
2023年に最も基本給が高かった業種は、資産運用と石油・ガスだった。全体の中央値を上回る年収を提示した業種は、銀行、テクノロジー・メディア・ゲーム、シェアードサービス&アウトソーシングだった。
WTWは声明で、インフレ圧力と人手不足に対する懸念が引き続き影響要因となっていると説明。インフレは近年の高水準から鈍化傾向にあるが、人材難は継続しており、自己都合による退職率も2022年の16.5%から2023年には18.5%に達し、この傾向は2024年も続くと予想している。雇用主は今後も重要な人材の獲得や維持が難しくなる見込みのため、競争力を維持するために金銭報酬・非金銭報酬双方のバランスを取る必要があるという。
WTWはまた、2025年までにミレニアル世代(28ー43歳)とZ世代(10ー20代)が労働人口の70%以上を占めるようになるとし、2020年以降、Z世代の労働力が占める割合は前年比で50%増加していると述べた。昨年は、銀行、保険、テクノロジー、メディア、ゲーム、シェアードサービス、アウトソーシングなどの業種がミレニアル世代とZ世代を最も多く採用したという。
Z世代は雇用の安定を重視しておらず、配達員など、インターネットを通じて単発で仕事を請け負うギグワーカーになるという選択もあるため、リモートワークやハイブリッドワークなど、柔軟な働き方を提供する組織がより多くの人材を惹きつけられるとした。
同調査は2023年10月に実施され、マレーシアからは合計32万3,837人の従業員を雇用している、600社以上が参加した。
(ザ・サン、1月9日、ザ・スター電子版、ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、1月8日)


