中小企業向け就業体験助成金を導入、人材公社が運営

【クアラルンプール】 人的資源省は19日、職業訓練を提供している中小企業向けマッチング・グラントを導入した。中小企業、スタートアップにおける就業体験を後押しする。


 マッチング・グラントは、政府が助成金を出す際、就業体験を提供する組織が自ら拠出した額に対し、一定比率で助成金を提供する仕組み。中小企業向けマッチング・グラントは初めて。


 助成金の総額は3,000万リンギで、マレーシア人材公社(タレント・コープ)が運営する。利用を申請できるのはマレーシア会社委員会に登録している中小企業、スタートアップで、最短10週間の就業体験を提供する。助成期間は最長6カ月。


 就業体験提供企業は体験者に手当を支給する。金額は技能証明書(SKM)レベル1から3、ディプロマ、技能ディプロマ(DKM)の場合、月500リンギで、半額を政府が助成する。高度技能ディプロマ(DLKM)、学士、修士、専門職資格課程の就業体験者の場合、手当は同600リンギで、助成額は300リンギ。


 就業体験を受ける大学生を手当支給という形で金銭的に支援する職業訓練スキーム(ITS)の内容も改められ、企業が利用できる額が増える。政府は手当の上限も撤廃する。ITSは人的資源開発公社が運営している。
(エッジ、マレーシアキニ、ヒューマン・リソーシズ電子版、3月19日)