新卒が技能職を選ばない理由は給与の低さ=副投資貿易産業相

【クアラルンプール】 リュー・チントン副投資貿易産業相は27日の上院質疑で、新卒が技能職に就かない理由は給与の低さにあると述べた。


 リュー氏は、統計局のデータによると2023年第2四半期における製造業の高技能職の不足数は4万9,500人で、労働市場情報分析研究所のデータでは2023年第3四半期に5,734社で2万2,248人が不足しているとし、これらのデータから求人数は十分にあることがわかるが、新卒が提示された給与額や待遇に満足できず、海外での勤務やギグワーク(食品配達などの単発の働き方)を選んでいるとした。


 リュー氏はまた、政策提言機関カザナ・リサーチ・インスティテュートが最近発表した調査にも触れ、2021年の新卒の65.6%が「初任給2,000リンギ以下」という低賃金の問題に直面していると述べた。


 投資貿易産業省は高等教育省などと協力し、仕事を見つけられない新卒と人手不足の企業とをマッチングさせる包括的な対策をまとめており、TVET(技術職業教育訓練)を産業界のニーズに沿わせるための「実務ベース学習」プログラムも管理しているという。一方で企業側も給与水準を引き上げる努力が必要だとしている。
(ビジネス・トゥデー、マレーシアン・リザーブ、ベルナマ通信、3月27日)