シンガポールで求職のマレーシア人が大幅増加=人材紹介業者

【シンガポール】 シンガポールの人材紹介会社ナラ・エンプロイメントによると、シンガポール・ドルの上昇を背景に同国で仕事を探すマレーシア人が増えており、同社のホットラインに寄せられる相談は50%増加している。
カルティバー・スタッフィング&リサーチの内部資料によると、過去3カ月でマレーシア人から寄せられた求職数は前年同期比で30%増加した。同社のザック・ン社長は「(彼らは)同じ仕事内容で(マレーシアで)3,000ー6,000リンギの賃金で働くよりも、シンガポールで3,000ー6,000シンガポール・ドルで働いたほうが良いと考えている」と述べた。
シンガポール政府機関によると、同国で仕事を探すマレーシア人は、小売業や飲食サービス、製造業、エンジニアリング、工業、技術、医療などのセクターで探すケースが多い。
人材紹介会社は、経済の安定性、より良い給与、雇用機会、働きやすい環境などの理由から、特にジョホールバルに住むマレーシア人にとってシンガポールは海外で働く最初の選択肢となっていると指摘している。
シンガポール人材開発省(MOM)が3月に発表した最新の労働市場報告書によると、昨年、シンガポールの雇用は8万8,400人増加したが、そのうち8万3,500人の雇用が非居住者で、特に建設業や製造業が多くなっている。タン・シーレン人材開発相は議会答弁で、外国人雇用増加の大部分はシンガポール人が希望しないタイプの仕事での雇用だと述べた。
(ビジネス・トゥデー、4月16日)


