レイバーデーで1千人がデモ行進、賃上げなどを要求

【クアラルンプール】 5月1日のレイバー・デーに合わせて、最低賃金の引き上げを含む労働者の権利拡大を求めて1,000人以上の労働者がクアラルンプール(KL)市内でデモ行進を行った。


 デモは野党・マレーシア社会党(PSM)やマレーシア統一民主同盟(MUDA)、民主的な選挙を求める非政府組織(NGO)「Bersih」、人権団体「EMPOWER」など60の団体の支援を受けて行われたもので、午前10時からジャラン・トゥン・ペラの「メナラ・メイバンク」前をスタートし、ムルデカ広場まで30分かけて行進した。


 主催者らは声明の中で、2022年に更新された最低賃金1,500リンギは生活費に比べてまだ低すぎると指摘した上で、すべての労働者にこの金額が支払われているわけではないと強調。「B40(下から40%の低所得者)、特に労働者、小規模商人、学生、非正規労働者、失業者は、高い生活費によって大きな打撃を受けている。 中産階級の国民も同じ問題に直面している」と述べた。


 デモの要求内容として、▽最低賃金の2,000リンギへの引き上げ▽非正規労働者への普遍的ベーシックインカム1,000リンギの支給▽すべての人への雇用の保障▽外国人労働者の権利の保障――などが謳われた。


 デモを主催したPSMのマイケル・ジェヤクマル・デバラジ党首はニュースポータル「マレーシアキニ」に対し、過去50年間で国内総生産(GDP)が24倍になったにもかかわらず、労働者の給与は1.3倍しか増えていないと指摘。「マレーシアの繁栄は我々の集団的な努力の結果だ。 しかし報酬は(労働者にとって)不釣り合いに低かった」と述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、マレーシアキニ、5月1日)