大量辞職が発生の可能性、ランスタッド労働意識調査

【クアラルンプール】 人材派遣のランスタッドが昨年下半期に行った労働意識調査で、過去6カ月間に転職した者が39%に上ったことが分かった。ランスタッドは、大量辞職がマレーシアで発生する可能性があるとの見解を示した。
 調査は18ー65歳の週24時間以上の勤務をする労働者を対象に34市場でオンライン上で実施した。最小サンプル数は各市場で800。
 マレーシアでは73%が、国内勤務が可能であれば国外企業が提供する職に応じると思うと回答した。域内最高の割合で、シンガポールは69%、香港は65%、中国本土は60%。
 職業選択で何を重視するかとの質問では、出世の可能性との回答が51%、長期にわたり市場性のあるスキルを得る機会との回答が37%、高成長企業で働くこととの回答が30%。
 ランスタッド・マレーシアによれば、企業側が求める、デジタル能力を持つ人材が不足しており、労働力全体のデジタル能力を高める必要があるという。
(マレーシアン・リザーブ、3月1日)