漸進的賃金政策の試験導入、最低賃金を1810リンギに設定

【クアラルンプール】 漸進的賃金制度(PWP)の試験導入プロジェクトが6月に開始されたが、人的資源省は参加企業に対して最低賃金を1,810リンギに設定するよう求めていることが分かった。
PWPは月給1,500―4,999リンギの従業員の賃金を引き上げることを目指したもの。今年予定されている最低賃金見直しについてはまだ発表されていないが、同プロジェクトで目指す最低賃金はマレーシア労働組合会議(MTUC)の予想上限の1,800リンギに近い額となっている。
人的資源省がプロジェクト参加企業に示した「特定分野の初任給と年次昇給のガイドブック」では▽製造▽建設▽情報通信▽専門科学技術活動▽卸売・小売・自動車修理――の5つの経済分野を対象にしており、質屋と貸金業の就労1年未満の新人の賃金が1,810リンギからとなっている。
プロジェクト参加企業は、21時間(3日間)のスキル向上コースや研修に参加させることを条件に、入社1年未満の従業員では1人当たり最大200リンギ、1年以上の従業員では1人当たり最大300リンギの奨励金を12カ月受け取ることができる。政府は奨励金支給のため5,000万リンギの予算をつけている。
PWPに関しては、7日に開催されたタウンミーティングに出席したラフィジ・ラムリ経済相が、参加企業への奨励金の支給期間を2倍の24カ月に延長する方向で検討していることを明らかにした。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、7月8日、マレー・メイル、ベルナマ通信、8月7日)


