来年度予算案では物価・賃上げ問題に取り組む=首相

【クアラルンプール】 アンワル・イブラヒム首相兼財務相は、10月18日の国会に提出予定の2025年度予算案について、物価上昇、賃上げ問題に重点的に取り組むと言明した。

 アンワル首相は「賃金水準の引き上げに焦点を合わせる必要がある。生産性は改善し、投資も増加したが、賃金水準は上がっていない。この問題への取り組みが欠かせない」と述べた。

 アンワル首相は12年ぶりに公務員賃金の引き上げに踏み切ったが、「まず自分自身の組織の面倒を見ることだ。そうして初めて、民間セクターのコングロマリットに賃上げを勧告できる」と指摘。さらに「企業が10億、40億リンギという利益を上げたなら、これまでどおりの賃金は正当化できない。物価上昇に対する懸念はあるが、低賃金が根本原因だ。民間に対する賃上げ圧力はあってしかるべき」と民間セクターに賃上げを求める意向を示した。

 アンワル首相は先に、公務員に対する7-15%の賃上げを発表した。今年12月1日から段階的に実施する。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月6日、エッジ、ビジネス・トゥデー、10月5日)