電力テナガ、最低賃金を引き上げ全職員にも賃上げ

【クアラルンプール】 政府系電力会社テナガ・ナショナル(TNB)は、社員の最低賃金を月1,700リンギに引き上げ、また全社員の賃金も引き上げる。創設75周年行事で来賓のアンワル・イブラヒム首相が明らかにした。

 アンワル首相は18日の2025年度予算案発表の際、最低賃金の1,500リンギから1,700リンギへの引き上げを言明していた。政府系企業(GLC)でアンワル氏の呼びかけにこたえたのはTNBが初。

 新最低賃金は2025年2月1日付で施行する。ただし従業員5人未満の事業所に対しては8月まで6カ月の猶予期間を設ける。
 TNBのアブドル・ラザク会長は「財務上の余裕の範囲で妥当と思われる額で社員に報いる。まず経理部に相談し、多少の給与引き上げが可能かを判断し、その後取締役会に諮り、同意を得た。最低賃金を引き上げるのであれば、上限も引き上げることになる」と説明した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月30日、マレーシアン・リザーブ、10月29日)