ジョホール・シンガ経済特区の初任給、最低4千リンギに

【ジョホールバル】 ジョホール州は、ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)の特定分野で就労する高技能の労働者について、学業修了者には月4,000リンギ、学位保持者には同5,000リンギの初任給を設定した。

 高技能の人材、特に職業・技術教育訓練機関の卒業生の国内保持が狙い。高額初任給の設定はマレーシアで初めて。新たに設けられたジョホール人材開発委員会(JTDC)が人材育成の任に当たる。オン・ハフィズ州首相は、まずデータセンター運営者に高額初任給の支給を働き掛けると述べた。JTDCは職業・技術教育の提供を通じ、高技能人材を育成するための生態系の構築に当たり、高等教育機関が産業界のニーズに合った課程を提供するよう図る。

 発表に当たったアハマド・ザヒド副首相によれば、特区における高技能職の求人数7万4,000人に対し、職を得たのは5万2,000人で、「労働者が高賃金と質の高い職を求めていることを示している」という。

 ジョホール州は労働者獲得で隣接するシンガポールと競合関係にある。マレーシアの最低賃金が月1,700リンギなのに対し、シンガポールは1,500シンガポールドル(5,210リンギ相当)と大きな差がある。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、ビジネス・トゥデー、11月4日)