最低賃金引き上げ、前倒し発表の見通し=人的資源相


【クアラルンプール】 M.サラバナン人的資源相は14日、新たな最低賃金について当初予定していた年末ではなく、もっと早い時期に発表されるとの見通しを明らかにした。
 14日の下院議会審議の中でサラバナン氏は、政府はすでに現在の1,200リンギから1,500リンギに引き上げる国家賃金諮問評議会(NWCC)の提案に同意しているとした上で、5.5%から6.5%という今年の堅調な国内総生産(GDP)成長率予想を挙げ、マレーシア経済の回復状況や多くの企業の業績回復からみてなるべく早い時期に実施するよう提案していると述べた。
 また最低賃金の速やかな引き上げについては、景気回復だけでなく物価上昇の影響を緩和する点からも各政党からも要望が出ており、それらも考慮していると説明。一部の政党から1,600リンギへの大幅引き上げを求める声もあるが、競争力や労働市場に対する配慮も必要だとし、人件費増大を防ぐために企業が従業員を削減したり、その結果失業者が増えたりすることを防ぐためにも引き上げは段階的に行わなければならないと述べた。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、3月15日、マレーシアシアン・リザーブ、3月14日)