外国人雇用申請18万件を今後6週間で認可=人的資源省

【クアラルンプール】 M.サラバナン人的資源相は12日の記者会見で、外国人労働者雇用申請承認の遅れについて、マレーシア人雇用の可能性を確認するためであり、建設、農業、農園、製造業、サービスの5つのセクターで合計17万9,451件の申請を6週間以内に処理・認可する予定だと明らかにした。
サラバナン大臣はまた、人的資源省は申請をすべて外国人労働者集中管理システム(FWCMS)で一元管理しており、手動申請プロセスはもう存在しないと強調。7日現在で人的資源省は約51万9,937件の外国人労働者雇用申請を受理しているが、その約半数には不備があり、約4万件は申請基準を満たしていないため却下された。認可を受けた外国人労働者は段階的に入国を開始する。第1陣の2万4,560人は27日までに到着する見込み。第2陣の約15万4,890人は12日から6週間かけて到着する予定だ。
インドネシア人家政婦に関しては、インドネシアとの間で1日に締結された「インドネシア人家政婦の採用および保護に関する覚書」(PDI MoU)に基づき、約1万人がハリラヤ休暇の後に入国する予定だと言明。標準的運用手順(SOP)の簡略化に伴い、採用時に必要だった9,000リンギのコストは6,000リンギ程度に引き下げられる見込みだとし、PDI MoUで定められた最低世帯収入7,000リンギという要件は、家政婦への給料未払い問題を解決するためだと述べた。また、ベトナム、カンボジア、スリランカ、ネパール、バングラデシュなどの国々との間でも、家政婦派遣について話し合う予定だとした。
(エッジ、ベルナマ通信、4月12日)