保険料の大幅引き上げの動き、経営者団体が牽制

【クアラルンプール】 保険会社が医療保険料の大幅引き上げを予定していることについて、マレーシア経営者連盟(MEF)は、保険料値上げが企業、特に中小零細企業(MSME)の財務状況に悪影響を及ぼし、引いては製品やサービスを値上げせざるを得なくなると警告した。

 MEFのサイド・フセイン会長は、保険料値上げは必然的に企業のコスト構造と財務状況に影響を及ぼし、キャッシュフローを圧迫すると指摘。より厳しい予算で運営されているMSMEは、製品やサービスの価格を値上げせざるを得なくなる可能性があると述べた。

 サイド・フセイン氏は、「こうした価格調整が顧客を遠ざけ市場シェアを低下させる可能性があり、競争力を低下させる恐れがある。さらに多くの企業がコスト増加を消費者に転嫁すれば、より広範な経済インフレにつながり、経済全体の価格水準に影響を及ぼし、消費者の購買力を低下させる可能性がある」と述べた。

 サイド・フセイン氏はまた、保険料値上げによる財政的圧力により、一部の雇用主が従業員に対して行っている福利厚生、特に健康保険を見直す可能性があると警告した。

 保険会社が保険契約者に送った通知によると、来年の医療保険料は40%から70%値上げされる見通しだという。保険会社は、値上げの原因を私立病院の医療費上昇としている。こうしたことから中央銀行バンク・ネガラ(BNM)は近く、医療保険料値上げに対処するための暫定措置の詳細を発表する予定だ。
(ザ・スター電子版、フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、12月16日)