労働争議のカワグチ、外国人労働者の未払給与支払いに同意

【クラン】 セランゴール州クランのプラスチック部品メーカー、カワグチ・マニュファクチャリングに給与遅配と人権侵害の疑いがもたれている件で、カワグチは18日、外国人労働者251人に対して最大7カ月分の未払い給与を支払うことで同意した。
労働局で同日、労働者の代理人であるマレーシア労働組合会議(MTUC)とカワグチを交えた5時間にわたる調停が行われ、カワグチが最終的に支払いに同意した。調停が行われた労働局の外では外国人労働者約200人が平和的な抗議活動を行い、「賃金を払え、家族は飢えている」などと書かれたプラカードを掲げた。
調停合意に基づき、カワグチは帰国を望む25人の航空券代を負担し、1人当たり500リンギの入国管理法違反の罰金を支払い、1人当たり現金1,500リンギを支払う。残りの労働者には、来年1月に1,000リンギ、25年4月から10月まで毎月1,000リンギが支払われ、残額は2025年11月に支払われる。MTUCは12月24日に、カワグチの事務所で調停の結果に基づいた合意書に署名を行う。もし会社が合意条件に従わなければ、高等裁判所に告発することになる。
バングラデシュ人労働者ら57人は11月末、未払い賃金、天引きされたあっせん手数料など計80万6,310リンギの支払いを求め、セランゴール州ポートクラン労働局に訴えを起こした。12月13日には工場前で約250人の労働者が参加した大規模な抗議活動が行われ、翌14日には人的資源省、バングラデシュ高等弁務団代表とカワグチによる交渉が行われたが、物別れに終わっていた。
カワグチはソニー、パナソニック、ダイキン工業にプラスチック部品を納入していた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、12月13、17、18日)


