マレーシアでの就業規則と勤務評価Q&A

在マレーシア日系企業の皆様より、就業規則の運用・勤務評価についてよく頂く質問を纏めました。

就業規則の周知について

Q:就業規則自体はあるが、設立当初の3年前には従業員に目を通してもらっていたが、最近は入社する社員全員に通知していない。入社したときに配布してサインをもらう、などは必要か?棚に置いておくから見ておいて、など口頭で促す程度でいいのか?

弊社見解

後から、従業員から「就業規則は受け取っていないし、見たことも聞いたこともない」と言われないようにすることが必要です。
例えば、入社時にコピーを渡す、年に1回全従業員へファイルを送る、掲示板へ全ページ貼っておく、など運用を工夫するなどの対応が取れます。

参考記事:マレーシアでの就業規則見直しについて

就業規則の運用について

Q:病気休暇の届けを提出せずに休暇を取ってもローカルHRも忘れてしまうなど管理が甘くなっている。ローカルHRによると、就業規則に記載がある「3回MC提出を忘れると1日無給で休んだことになる」とある文面は法的拘束力はないとのことだが、実際マレーシアの法律上はどうなのか?

弊社見解

雇用法では、MCがないと病気休暇は認めらず、無断欠勤扱いとなります。

雇用法についての詳細記事

健康診断費用補助時の個人情報について

Q:会社は従業員に対して年1度の健康診断の受診を薦めている。年齢に応じた費用の補助を行っている。健康診断は就業時間内に行い、就業の一部として扱っている。その場合に、費用清算のために領収書を提出するほか、受診の証明のために診断結果のコピーを会社に提出することを義務付けることが可能か。他人に知られたくない個人情報 (診断結果) を提出させる事が問題にならないのか知りたい。

弊社見解

健康診断の費用負担は、会社が任意で設ける制度(福利厚生)にあたりますので、払い戻しの条件として、領収書/診断結果のコピーの提出を義務付ける事が可能です。

また、以下のような場合

・今までは診断結果の提出をせずとも、費用の払い戻しを行なって(認めて)いた場合。

・年に一度の健康診断の義務を従業員に課しているが、払い戻し規定がない場合。

就業規則に新たに提出をルールとして設定し、従業員全体に説明会を開くなどして周知させることが必要です。

参考記事(医療費の支給についての調査 会員限定記事)

勤務評価のフォーマットについて

Q:前任のMDの時代から、勤務評価のフォーマットは日本語である。マレーシアの法的に問題ないか?

弊社見解

従業員が勤務評価表の内容を理解し、承諾している場合は日本語でも問題ございません。
従業員のサインをもらい、勤務評価を社内で行ったことを証拠として残せる状態を作ることが重要となります。


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