労使関係法改正案、労働組合会議の事務局長が批判

マレーシア労働組合会議(MTUC)のJ.ソロモン事務局長は、クラセガラン人的資源相が議会に提出した労使関係法改正案を、労働運動を分裂させるものと批判した。

クラセガラン氏が10月に上程した改正案では、会社内に置いて複数の労組の結成を認めている。

ソロモン氏は、改正案が承認され複数の組合が同一組織内に設立されれば、混乱、対立を生じ、労働者の交渉力は弱められると強調。「雇用者や人的資源省は自分たちに都合の良い組合を後押しすると思う」と述べた。

ソロモン氏によれば、国際労働機関(ILO)規約で複数組合の並存を認めていることをクラセガラン氏は改正案正当化の理由としているが、道理にかなっていないという。

(フリー・マレーシア・トゥデー、11月3日)

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